清巌宗渭造茶杓 せいがんそうい 共筒 銘見色明心

清巌宗渭造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
清巌宗渭造茶杓
清巌宗渭造茶杓

樋が深く、節高で節に氷割れがあって逆樋。
きっぱりと折撓めの手強い作行きは、清巌宗渭の悟道を感じさせる。
筒は真削り。
しのぎの刀痕がよく切れている。
「見色明心 龍宝清巌宗渭書(花押)」と墨色の諧調は美しい。
清巌宗渭は大徳寺百七十〇世、高桐院三世。
自笑・孤陋と号す。
江州の出。
細川三斎千宗旦と親しく、書は張即子・虚堂の風を慕い雄渾。
寛文元年十一月寂、七十四歳。
【付属物】 内箱―桐白木、書付大徳寺大龍宗丈筆、蓋裏書付同筆「清巌和尚作共筒見色明心蓑庵(花押)」 外箱—桐白木、書付古筆了意筆 極札同筆
【寸法】茶杓ー長さ19.6 幅0.5~1.0 厚さ0.3 筒長さ20.5 径2.8

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