

酒井家伝来
茶杓
古くから若州酒井家に秘蔵されていたため、杓自体に手ずれなく保存のよさを示している。
筒
伊丹屋宗不の口印、「古織公」は宗不の筆である。
付属物
箱 桐 白木 書付 酒井家右筆宗英筆
「古織茶杓 筒宗不」
追記
伊丹屋宗不は堺の人。通称源左衛門。江月・沢庵らと親交あり、遠州門といわれる。富家にして名器を多く蔵す。寛永七年(1630)九月十八日没。65歳。
寸法
茶杓
長サ18.1cm
幅0.5―1.1cm
厚サ0.25cm
筒
長サ20.9cm
径2.6cm
所載
東京 五島美術館



