
寸法
高さ4cm
口径5.0cm
胴径5.5―6.0cm
この香合は、日本からの注文品と考えられるもので、形は四方入角であるが、宋の学者周茂叔が愛蓮の図柄を蓋表にえがいている。
欄干に寄りそった人物は周茂叔で、池の面に点々とえがかれたものが、蓮の葉と称されている。
舶載された頃の日本の茶人は、この種の香合のうちで、人物がいても蓮葉なきものは、画面ととのわぬものとして見のがす風習があったという話である。だから、もしこの人物が周茂叔とさえいわねば、そんな心配もいらなかったはずである。だとすれば、番付には別名をかかげてもよさそうなものではなかろうか。
この香合は、とくに釉薬の調和もよく鮮やかに焼き上がって、上作のものといえよう。
近来にいたって、おりふし目に触れたこの香合も見かけることがまれになりつつあるが、これは茶人の日増しにふえてゆくせいではないかと考えるのである。

青磁木魚
大中小あり 参考品


