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乾山 鑓梅

寸法
高サ7.2cm
胴幅7.0cm
底径3.9cm

所蔵者
東京 畠山記念館

 乾山の作品は多種多様であるため、優秀品のなかでも、香合の数はきわめて少ない。また、香合のうちでも特記されているものは、梅の香合で、形物番付の頭取に記されているが、なかでも秀作としてこの香合が指折られるのではないだろうか。
 形は、宝珠のごとく、とくに立ちあがりよく、はじきも力強く、目の手ぎわ見事にけずられており、えがかれた梅も枝ぶり少なくて、色濃く、梅花一輪あでやかに白色に染め出された筆勢が極上の出来といえよう。
 盆付うちの落款は、飄逸濶達に書かれて、まことに心持ちがよい。
 乾山の香合は他にもいろいろあるが、一様の型を幾つも造られたものは、このほかにはないようである。
 筆者はこの鎧梅と称するものは若干見る機会を得たが、それぞれに特長はあるが、得心のゆくものは数個にすぎぬといってよいであろうか。

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