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紫香楽宮址の瓦 しがらきぐうしのかわら

滋賀県甲賀市信楽町黄の瀬にある紫香楽宮址より出土された瓦で、製造は粗質であるが瓦当や唐草文には古風な匂いが深いです。
この瓦は咄瓦の布目瓦であって、この製造技術は蒲生野(蒲生郡)の帰化人らに教えられてつくったか、あるいは帰化人がつくったものか判明しないようです。
この紫香楽宮は聖武天皇の御代742年(天平一四)当時近江国甲賀郡紫香楽村であったこの地に離宮として造営に着手され、744年(同一六)3月ほぼ完成し式典を挙行しましたが、745年5月中央の政権争いにより無人の状態となり、747年(同一九)完全に廃都となりました。
現在は当時の礎石のみが残されています。

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