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品野窯 しなのがま

尾張国(愛知県)の古窯。
現在の瀬戸市品野町の地で、その古窯申の古窯は同町各所から隣村にわたって散在しますが、古窯中の新窯と称するものは下品野の地に限っています。
この地に伝わる系譜によれば、瀬戸の景正第十二世基時の三男十右衛門基村が応仁年中(1467-9)に分家して弟基清と共にこの地に移り、品野城主長江氏の保護のもとに窯を築いました。
すなわち品野窯中興の祖であります。
その四世新右衛門景重は初め父基範と共に美濃国(岐阜県)にいましたが、1610年(慶長一五)5月5日弟重光と共に尾張国守徳川義直に召還され、品野に住んでいた時には平山五町五反歩(約五五〇アール)を除地として工場および居宅に当てられ、また年々十石と金三十両を賜わるという証文を付与されました。
1615年(元和元)退隠し、1622年7月没。
以来業は相伝されて現在は十五世喜三郎に及んでいます。
なお1672年(寛文一二)刊の『茶器弁玉集』に「信濃竃、信濃境にて焼故に云上作」とみえます。
信濃境云々は誤りでありますが、信濃竃はすなわち品野窯のことであります。

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