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鶴田 純久の章 お話
古薩摩 こさつま
古薩摩 こさつま

一般に古薩摩というのは薩摩焼開窯初期の作品を指し、陶工は帰化朝鮮人星山仲次金海・芳珍・金和・金林・田原万助・同友助・朴平意・朴貞用や有村碗右衛門ら。
年代は江戸時代初期、藩主は島津義弘・家久・光久の三代。
窯は帖佐・加治木御里・苗代川および竪野の初期の製品。
築窯・成形・施釉・焼成技術などの一切は朝鮮流で、まだ薩摩独特の調子が出ない時代のものであります。
種類は太白・三島・刷毛目・宋胡録などで、多くは抹茶道具であります。
なお古薩摩錦手は慶安(1648-五比)以後に出たもので、古朴雅味があります。

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