佐賀県西松浦郡有田町幸平の陶山神社西隣の古窯。文久(1861-4)の頃すなわち長崎貿易が盛んとなった頃に田代紋左衛門が築き、主として貿易品の赤絵の素地を焼いました。白焼窯の名はこれに基づいています。明治中期に廃窯し今は住宅地となって跡を留めないようです。(金原京一)