伊予国(愛媛県)の陶器。1867年(慶応三)に河野善助か備前(岡山県)より来て今治の付近にある湊山に開窯し、末広山の銘を用いて花瓶・茶壷などの小器を焼成し、1874年(明治七)に窯を城山に移しました。のち善助か大阪に去るに及んで廃窯しました。(『日本陶器目録』『日本陶工伝』)