伊勢手春慶 いせでしゅんけい お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.042023.09.25 瀬戸茶入の一種。伊勢国(三重県)と尾張国(愛知県)の境で焼かれたので伊勢手といいます。春慶の作ではなく、形格好が似ているので一般に春慶といいます。土は白色で堅く、丸糸切で、下釉は濃い柿色で銀が強いです。上釉は黒色に黄飴色が交じつて飛釉が多いようです。中でも一筋釉流れのあるものを賞翫します。これを千種手といいます。また地釉が黒釉で黄飴色の飛釉があるのは下作とされます。(『茶器弁玉集』)