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鶴田 純久の章 お話

火力の度と釉の強弱とが合致しない時は、釉が熔けきらずに残雪のむら消えの斑のように縮れることがあります。
焼成技術からいえばこれは釉の欠点でありますが、その景色がおもしろいというので茶人の間で愛賞されるものもあります。
茶の湯の茶碗の中で王者とされる井戸茶碗の約束の一つである「かいらぎ」は、釉の縮れにほかならないようです。

梅花皮 かいらぎ

かいらぎ

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