辻喜右衛門 つじきえもん

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鶴田 純久の章 お話

肥前有田の陶家。
1668年(寛文八)仙台藩主伊達綱宗から江戸の陶商伊万里屋五郎兵衛を経て染付磁器の用命を受け、精良な品を納めました。
伊達氏はこれを皇室に奉献したのでありますが、以来佐賀藩主に命じて年々御料の器若干を喜右衛門に調製させ上納させることとなりました。
これより辻家累代はこの栄職を世襲し、五代喜平次に至ってさらに直接調進の恩命を蒙り、常陸大掾の官職を受領しました。
(『工芸志料』『府県陶器沿革陶工伝統誌』『有田磁業史』)

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