お話 膜脂・円子 えんじ 紅色を呈する顔料で俗に正円子といいます。製造の原料によって二種に区別されます。一つは黄金を王水に溶解し、これに塩化第一錫またはその他の類似の還元剤を加えて紫金の細粉沈澱を得る’いわゆるカシアス紫であります。ほかはクロム化合物から製される普通... 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 鷲天目 えんてんもく 中興名物。建蓋天目茶碗。鶯は燕の古字。『名物茶器付録』に「青江出来の天目なり口まはり黒薬なく口紅のやうなる故に燕といふか」とあり、また一説には外部の黄釉の裾が黒く燕の尾のようなので名付けたらしいともいいます。『目利草』は瀬戸の藤四郎の作では... 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 御厩焼 おうまややき 香川県高松市の陶器。彦四郎の創始。彦四郎は1718年(享保三)に生まれ、十七、八歳の頃尾張国(愛知県)に行き、帰来して窯を始めたが土質が適せず、のちにこの地の好土を発見して良器を得ました。製造は今も続いています。(『茶わん』四三) 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 咽脂紅 えんじこう 粉彩の一種で非常に美麗な紅色を呈し、他の粉彩と同様雍正年代(1723-35)に最もすぐれた品を産しました。乾隆(1736-95)初期にはまだ雍正のような細賦鮮麗なものを見かけたが、これは雍正朝に胎をつくりこれに釉を掛け、乾隆帝の即位後これに... 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 榎坂窯 えのきざかがま 美濃国土岐郡多治見(岐阜県多治見市)の古窯。1641年(寛永一八)加藤景増が開創。ここから出たといわれるものに、灰白色の炻器に含鉄彩料で型紙刷りの模様を写したものがあります。(『日本近世窯業史』) 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 咽脂水 えんじすい 中国磁器彩色の紅色系統の一種。清朝雍正(1723-35)の時に発明され乾隆(1736-95)がこれを継いです。釉色が非常に胴脂水(紅を溶いた水)に似ているのでこの名が付きました。初めの頃つくられたものは胎が非常に薄く、その内側の釉は極めて白... 2011.05.12 お話原色陶器大辞典
お話 遠藤元閑 えんどうげんかん 江戸中期の茶人、遠州流岡部道可の門人。京都の人。広長軒と号しました。著書に『茶湯六宗匠伝記』『茶湯評林』『三伝集』『流伝集』『霜月集』などがあります。特に『茶湯評林』の中には陶器に対する独特の記述があります。 2011.05.12 お話人物原色陶器大辞典
お話 榎肌 えのきはだ 古備前にみられる窯変の一つ。器物の肌が窯内で蒼黄色(ちょうど榎の肌に似た色)に変わるので榎肌といいます。ただしこれを後世の青備前と混同してはいけないようです。榎肌は自然にできたものであります。(『本朝陶器攷証』『日本陶甕史』) 2011.05.12 お話原色陶器大辞典