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原色陶器大辞典

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撰屑 えりくず

中興名物。破風窯茶入、凡手。銘は小唇垣州が選んだもので、来客一人が一つずつ茶入を求め、これが一つ残ったので命名したと伝えられるか異説もあります。凡手の中では別に特点のない茶入であります。遠州所持、駿河昌雲、松平備前守、阿部豊後守、土屋相模守...
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横款 おうかん

横書きした年款。中国明代の官窯の製で足の高いものには、足の内側の縁に題したものや、また足の外側の縁際に題したものがありますが、みな横款であります。また口の上や腰腹際に題したものがあり、これもまた横款に属します。例えば宣徳代(1426-35)...
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江戸高原 えどたかはら

江戸浅草本願寺前(台東区)にあった徳川将軍家の御用窯で、大阪高原焼の分派であります。大和国小泉(大和郡山市)の領主片桐石見守から四代将軍家綱に推挙された高原平兵衛は、1653年(承応二)に浅草本願寺前に屋敷を賜わって開窯し幕府御茶碗師となり...
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煙家 えんか

朝鮮で住宅の煙突上に装飾を兼ねて置かれる屋形の瓦器。原音ヨンカ。また鸞ともいいます。煙家に似たもので宮殿造りの上棟中央に立つ節瓶桶と称するものがあります。この類は亭・楼閣の屋上で普通にみられます。(『朝鮮陶磁名考』)
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遠州御本 えんしゅうごほん

寛永(1624-44)頃小堀遠州が朝鮮に手本を示して誂え焼かせた茶碗その他。(『高麗茶碗と瀬戸の茶人』)※ごほん
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江戸万古 えどぱんこ

伊勢国桑名(三重県桑名市)の沼浪弄山が江戸向島(墨田区)の小梅の別邸に窯を築いて焼いた陶器で、初めは手代安達新兵衛が管理していました。1777年(安永六)9月弄山は病没しますが、長男義道は陶業を好まず天明(1781-9)の頃廃窯。一説には窯...
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エンゴ一ベ えんご一べ Engobe

化粧土。イギリス一ドイツ一フランス共通の語。ドイツではÜberzugともいいます。化粧掛けをすることを「エンゴ一ベをする」といいます。陶磁器をつくりますのに、焼き上げのあと外観が白色にならない土を用いることがあり、このような場合には外観を白...
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遠州信楽 えんしゅうしがらき

寛永年間(1624-44)小堀遠州の指示でつくられた信楽焼の茶器。製品は漉土を用い肉が薄く精巧を極めていると称されています。中には萩または唐津に似たものもあるといわれます。(『工芸志料』『陶器講座』三)
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鴨脚 おうきゃく

佐賀県大川内(伊万里市)の陶工柴田善平二に喜平)。鴨脚はその号。1876年(明治九、一説に1875)士族授産の目的で設立された兵庫県出石の盈進社から招かれて陶法を教え、翌年同じ目的の姫路永世社に教師として赴いました。モ一スはその製品について...
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江泊窯 えとまりがま

山口県防府市江泊にあり、1858年(安政五)同地の林俊吉が日用厨器を製造したのが初め。(『府県陶器沿革陶工伝統誌』)