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原色陶器大辞典

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相坂丸壺 おうさかまるつぼ

中興名物。古瀬戸、丸壺茶入。銘は小堀遠州が選んです。『古今集』よみ人知らず「相坂の嵐の風は寒けれどゆくへしらねば佗びつIぞぬる」の歌から、この茶入は満足ではないがまたこれ程のものに出合うかどうかわからないという意であります。名物としては唯一...
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Enamel エナメル

磁鄙のこと。軟らかいガラス質の不透明なものであります。同質の釉・絵具もあって金属の表面にも応用されます。
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咽脂紅 えんじこう

粉彩の一種で非常に美麗な紅色を呈し、他の粉彩と同様雍正年代(1723-35)に最もすぐれた品を産しました。乾隆(1736-95)初期にはまだ雍正のような細賦鮮麗なものを見かけたが、これは雍正朝に胎をつくりこれに釉を掛け、乾隆帝の即位後これに...
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鷲天目 えんてんもく

中興名物。建蓋天目茶碗。鶯は燕の古字。『名物茶器付録』に「青江出来の天目なり口まはり黒薬なく口紅のやうなる故に燕といふか」とあり、また一説には外部の黄釉の裾が黒く燕の尾のようなので名付けたらしいともいいます。『目利草』は瀬戸の藤四郎の作では...
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網田焼 おうだやき

肥後国宇土郡網田村(熊本県宇土市網田町)の磁器。1791年(寛政三)藩主細川侯が肥前有田の陶工を招いてこの地に窯を築かせて保護奨励し、ついに国産の一物となり幕府に献上するまでになりました。文政年間(1818-30)に最も繁栄しましたが、廃藩...
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榎坂窯 えのきざかがま

美濃国土岐郡多治見(岐阜県多治見市)の古窯。1641年(寛永一八)加藤景増が開創。ここから出たといわれるものに、灰白色の炻器に含鉄彩料で型紙刷りの模様を写したものがあります。(『日本近世窯業史』)
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咽脂水 えんじすい

中国磁器彩色の紅色系統の一種。清朝雍正(1723-35)の時に発明され乾隆(1736-95)がこれを継いです。釉色が非常に胴脂水(紅を溶いた水)に似ているのでこの名が付きました。初めの頃つくられたものは胎が非常に薄く、その内側の釉は極めて白...
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煙道 えんどう

石炭窯など平地窯における煙突に通ずる排気ガスの地下装置をいいます。登窯のサマ孔に同じ。
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横峰窯 おうぼうよう

中国江西省の粗磁窯。『景徳鎮陶録』巻七には「横峰は今の広信府の興安にして、昔は戈陽県の太平郷に属す。明の処州の人崔志高来たりて、窯器を創め造る。嘉靖の間、民の磯乱するに因りて、乃ち横峰の窯鎮の地において改めて興安県を立て、窯を戈の湖西の馬坑...
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榎肌 えのきはだ

古備前にみられる窯変の一つ。器物の肌が窯内で蒼黄色(ちょうど榎の肌に似た色)に変わるので榎肌といいます。ただしこれを後世の青備前と混同してはいけないようです。榎肌は自然にできたものであります。(『本朝陶器攷証』『日本陶甕史』)