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宣統年製 せんとうねんせい

大清宣統年製の款識のある磁器をまれに見出すことがあります。宣統(1909-11)は中国清朝最後の年号。この器が果たして清朝の御窯であるか否かはわからないようです。概して薄手の胡月軒風の粉彩手のもので、近世景徳鎮の作品中の上々の部に属します。...
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双魚 そうぎよ

中国青磁の見込に二匹の魚を並べた文様があります。普通は型押しのもので、その凸起した魚の部分だけが無釉で赤色のものを盆底双魚などと称します。近頃では印刻のもの、青花で描いたものも広く双魚と称しています。(『陶器講座』三)
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洗 せん

『易』繋辞に「水を承くるの器なり」、『儀礼』士冠の注に「洗は盟洗を承くるもの、水を棄つるの器なり。水の地を似さんことを恐れ、洗をもって盟洗の水を承けて、これを棄つ。故に水を棄つるの器と云ふなり」とあります。古く洗は水を受ける器または盟洗の捨...
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石膏型 せっこうがた

石膏でつくった重要な成形用の型。まず粘土・石膏または油土で所要の原型をつくり、次いで鉢に水を盛りこれに焼石膏を散布して石膏泥をつくり、これを原型の上に流し硬化するのを待って原型から取りはずせば、一個の石膏型を得ます。これを母型といいます。こ...
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截筒瓶 せっとうへい

木筒のような形の瓶。口に近いところが少し凹んでいます。中国明製のものが最も多く、また青花のものが最も多いようです。文様ははなはだ粗率で野趣があります。清初に写したものもまた同様であります。(『飲流斎説甕』)
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仙果焼 せんがやき

または伊香保焼。群馬県の伊香保温泉地(北群馬郡伊香保町)でつくられた陶器。1881、2年(明治一四、五)の頃に仙果という者が楽焼をつくって、仙果・仙果造・いかほ焼などの刻印を押して同好者に頒りました。作は上等ではなく、製器で遣るものも少ない...
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瀬戸陶器濫脳 せととうきらんしょう

書名。1811年(文化八)松平不昧の撰。名物茶器に関する著述で、道具商伏見屋甚右衛門こと亀田宗振のために筆記して与えたものです。名物茶入分類の底本とされました。不昧の前著『古今名物類聚』を補正するところがあります。原本は雲州松平家に伝わりま...
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鰭魚緑 ぜんぎょりょく

蕎麦釉の黒味がちのものです。鉄珪酸塩の結晶が黒緑色に現れたものであります。
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瀬戸黒 せとぐろ

瀬戸焼の一種。黒色の鉄釉が掛かった器で茶碗が多い(この茶碗は飯櫃と称する形が多く、腰に角があって底は平らである)。あらかじめ窯内戸際に接近して置いておき適度の頃に引き出しますので、引き出し黒の名があります。その製造は安土・桃山時代より始まり...
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瀬戸流し せとながし

出雲地方で鉄砂を用いて金晶斑を出したアヴェンチュリン釉を瀬戸流しと呼びます。透明な釉中に鉄の結晶が析出懸浮して輝くものであります。これと同様のものを瀬戸地方では黒浜を用いて出し高取釉と呼びます。