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伊奈刷毛目・稲刷毛目 いなはけめ

朝鮮産刷毛目茶碗の一つ。白釉の刷毛目に勢いがなく地釉の浅葱色も見分けがつかない程に濃いものです。名称の由来には二説あり、一説は刷毛目に勢いがないのが藁で描いたように思えるためだとし、他は「いな」は「厭な」の転肌したものでいやな刷毛目の意味で...
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一志 いっし

伊賀楽の銘。文化・文政年代(1804-30)の藤堂家の家老職藤堂造酒之丞は茶事を好み、邸内に窯を築いて楽焼に類する伊賀焼を焼いて楽しみとし人にも配りました。これを伊賀楽と称します。伊賀の陶工で楽焼を写したと考えられるのは弥助であるか、この伊...
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糸底 いとぞこ

糸尻ともいいます。やきものの底。「糸切」の項で述べているように、器物を糸で轆轤上から切り取るために糸切底または糸底と呼ばれます。本来は糸切のある底だけをいいましたが、削り出して糸切の見えないものも糸底と通称し、さらに一般のやきものの底・座も...
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伊奈八郎 いなはちろう

尾張常滑の陶工。陶号も八郎といきました。1797年(寛政九)11月生まれ、1868年(慶応四)7月没、七十五歳。陶彫にすぐれ茶陶を製作したといわれています。(『常滑名工表』)
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一勝地窯 いっしょうちがま

肥後国球磨郡一勝地村(熊本県球磨郡球磨村一勝地)の陶窯。1772年(明和九)に右田某がこれを開き、明治初年には右田忠吾が従業したとのこと。日用雑器であります。(『府県陶器沿革陶工伝統誌』)
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井戸蕎麦釉 いどそばかす

井戸茶碗の一手。朝鮮産。釉立ちはぬんめりした鼠色であります。古くから井戸蕎麦釉と書き慣わしているが本来の意味は井戸の側のことで、井戸茶碗ではないがとにかく井戸のそぱへ寄り付ける程のものということであります。(『高麗茶碗と瀬戸の茶入』)※いど...
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因幡堂 いなばどう

名物。後窯茶入、利休窯。京都の名刹因幡堂にあったところから名付けられました。屈指の大茶入で、丈が高く心持ち一方に傾いて不安なおもしろみをみせています。のちに西本願寺の所蔵となりました。(『大正名器鑑』)
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厳兌・伊都閑 いつべ

祭式に用いる土器。『日本書紀』神武天皇即位前戊午年に、天香久山の土で「いつへ」をつくったことが載っています。斉兌と同じ。当初は「はにもの」であったらしいが後世は「すえもの」を普通としました。(『日本書紀』)※いわいべどき
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井戸茶碗 いどちゃわん

井戸茶碗は朝鮮茶碗の王者といわれ古くから茶人間で最も珍重され、「一井戸二楽三唐津」などと唱えて賞翫されました。井戸は最も名品が多いというだけでなく数量も種類も他の茶碗の数倍もあるのは、おそらく朝鮮で最も広く民間に普及し窯数も多く名工も豊富に...
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稲葉瓢箪 いなばひょうたん

大名物。唐物瓢箪茶入。稲葉美濃守正則が所持したのでこの名があります。いわゆる天下六瓢箪のうち最も景色に富んだ茶入で、無疵で釉色が極めて美麗であります。代々稲葉家に伝わったが1897年(明治三〇)に岩崎弥之助の所蔵となりました。(『古名物記』...