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茶の湯

茶道美術鑑賞辞典

臙脂地草花紋更紗 えんじじそうかもんさらさ

臙脂地草花紋更紗十七世紀。インド古渡り更紗中の代表的作例である。﨟額によって白地を残し、輪郭線としているが、あとで色を差した部分もあり、重厚さを表わすのに効果的な手法をとっている。紫は臙脂に青をかけ、中心となる部分の輪郭には墨を加えている。...
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江戸和久田金欄 えどわくたきんらん

江戸和久田金欄明末清初。名物裂。この名称をもつ裂は数種あり、いずれも江戸の織工和久田の愛用した裂とも、同家伝来のものともいう。縹・浅葱・白・茶の約一センチの縦縞に、白・浅葱・茶と、白に茶・黄の細い横縞を三センチおきに挟んだものと、横縞のない...
茶道美術鑑賞辞典

永観堂金襴 えいかんどうきんらん

永観堂金襴明代。名物裂。京都禅林寺(永観堂)所伝の白地角龍金襴の九条袈裟が本歌である。白の地合いは入子菱の地紋を織り出し、体をくねらせた横向き龍がやや馬蹄形の龍詰紋に金糸で現わされている。同系の中川角龍金欄に比して紋様は安定した感じが強く、...
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雲山金襴 うんざんきんらん

雲山金襴明代。名物裂。『茶器便覧』に「雲山は切なり、紫地へ共色にて模様織出す。この切れを懸けしより名とす」と記されているように、雲山裂の仕覆が添えられていたので、この茶人を「雲山肩衝茶入」と称したとしている。この肩衝に添っていた本歌裂の金襴...
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有楽緞子 うらくどんす

有楽緞子明代。名物裂織田信長の弟織田有楽(1547~1621)の所持によるのぶかつおとぎしゆうじょうしん名称と伝える。彼は元和三年(1617) 東山建仁寺の正伝庵を再興し、そ茶室如庵をつくって隠居した。またこの裂は常信緞子とも呼ばれるが、信...
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梅唐草紋緞子 うめからくさもんどんす

梅唐草紋緞子明代。名物裂。この裂は小堀遠州が寛永二年(1625)南都野田郷の久保権太輔(長闇堂)と空に命じて仕覆に仕立てさせ、松屋に遣わしたもの。松屋三名物の一つである大名物「松屋肩衝茶入」に添えられ、遠州好みの仕覆として有名となった。地色...
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上杉緞子 うえすぎどんす

上杉緞子明代。名物裂。上杉謙信(1530~178)または養嗣子景勝(1555~1623)の所持愛用の裂と思われるが確証はない。明代嘉靖頃の格調高い整斉な紋様形式を示し、紺の地合いに卍字入子菱紋を織り出し、木瓜形の枠内に桐または鳳凰紋を、木瓜...
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伊予簾緞子 いますだれどんす

伊予簾緞子明代。名物裂。中興名物「伊予簾茶入」に小堀遠州がこの裂を用いた仕覆を添えたため、この呼称が付けられている。石畳緞子が大石畳を地模様としているのに対し、この裂は小石畳に宝尽紋を散らしている。紺・白・萌黄紅などの太い縦縞に黄色の緯糸で...
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糸屋風通 いとやふうつう

糸屋風通明代。名物裂。白地に縹色の桟崩し紋様を地紋とした二重織で、白地円紋を交互に飛ばし、円内に金糸で輪宝を織り出している。この紋様から糸屋輪宝とも呼ばれるが、もと利休門人糸屋宗有の愛蔵によりこの名が生まれた。この意匠の斬新さと風合いのよさ...
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いちご錦 いちごにしき

いちご錦明代。名物裂。茶色の厚手の木綿地に、白・茶・緑・紺の絹糸で楕円形十二弁の花紋を織り出した後渡りの錦裂である。この花紋を苺と見立てての名称で、覆盆子・猪智子などの文字をあてることもある。十七世紀初頭、中国またはペルシア方面で製作された...