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茶の湯

茶杓

千道安造茶杓 せんのどうあん 共筒

千道安造茶杓本樋の樋が浅いが、櫂先は長く杓幅広く、道安の一典型である。ごま竹で節際が黒く、節下が短い。筒は真削りの太筒で八角面取り。「〆道安」の自署は細い筆使いである。無銘。道安は利休没後は飛騨に落ち、金森長近に庇護される。その後、加賀藩前...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんそうたん 共筒 歌銘雪下折

千宗旦造茶杓中興名物。ごま竹の景色が節下で変化をみせ、折撓め、草削りによる寂しげな作意気である。筒は茶杓と同竹に面取りし、「明やらぬ禰覚の床に聞ゆなり籬の竹の雪の下をれ」と古歌を書き付ける。宗旦は天正十九年、利休処刑のときは十四歳、一家の難...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんそうたん 共筒 銘松風

千宗旦造茶杓中興名物。ごま竹の樋幅広く厚造り。腰は低く順樋。櫂先の左肩下がりは宗旦茶杓の見所となっている。筒は草筒のしのぎ削りでほとんど皮目を残さない。「(花押) 松風 不審」の書付は薄墨で佗びている。【付属物】内箱―黒一閑張、蓋裏貼紙書付...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘ふたりしづか

千宗旦造茶杓中興名物。二本の樋が節上の黒い斑点で止まり、節下にまた二条の樋が切止へ流れ、「ふたりしづか」の銘の由来するところで、謡曲「二人静」から命銘。左肩下がりは約束どおりである。筒は真削りにしのぎの刀痕を残す。「ふたりしつか 不審」と書...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘初音

千宗旦造茶杓宗旦茶杓に三種の形がある。利休を一層佗びさせた折撓めの形、腰やご景色とする太身に追取の角削りの形、少庵にもまがう細造りの形とある。この「初音」は第三者に属し、蟻腰が高く一本樋が深く、櫂先は長く鋭く丸めである。筒はごま竹の草削りで...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒 銘瀑布

千宗旦造茶杓中興名物。宗旦太造りの系統で、櫂先の撓めはきっぱりとし、節下に腰簔ばくふを景色とする。「瀑布」とはこのそげを滝に見立てての銘で、廬山の滝の意。節に虫喰があり見所満点の佗び杓。筒は総削りして真筒の面取り。「瀑布咄々斎」、側面に玉舟...
茶杓

千宗旦造茶杓 せんのそうたん 共筒銘兄 仙叟追筒銘弟

千宗旦造茶杓【兄】さび竹で本樋。折撓めは強く、節上側面にひと流れの斑文がある。むしくい造りで腰は高いが直腰の温厚な作行きである。筒は共筒、総削り。「日不審」と書付。【弟】さび竹で逆樋。折撓めは弱く節上にごまをまじえる。節下にそげがあり、裏は...
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千少庵造茶杓 せんのしょうあん 共筒銘矢瀬

千少庵造茶杓腰で腰高のところは利休茶杓にみまがう。少庵作にしては厚手で、これは利休との合作によるためであろう。筒は裏側に溝を残した佗び筒。「矢瀬少庵(花押)」と漆書がある。添状によると矢瀬釜風呂に利休湯治の折、少庵作を直したとある。少庵は利...
茶杓

千少庵造茶杓 せんのしょうあん 共筒 銘ちりふね

千少庵造茶杓本樋の節低く櫂先は長い。細い削りは少庵独特である。煤竹であるが節上・節下に白さびの景色がある。筒は刀痕が荒く、佗びた草筒に少庵自筆の「ちりふね」は暢達な書付で、花押ともに筆に踊るような魅力がある。ちりふねとは塵芥を積む舟のこと、...
茶杓

仙叟宗室造茶杓 せんそうそうしつ 共筒 銘釣竿

仙叟宗室造茶杓白さび竹の櫂先は長く折撓め、本樋の蟻腰で節裏を抉る。節に氷割れをみるが全体に静かな作行きである。筒は真削りの古式筒で、ツメは高く、面取りして「〆 釣竿 宗室(花押)」と佗びた書付。 仙叟は宗旦の四男。 はじめ医学を修業、のちに...