茶杓 瀬田掃部造茶杓 せたかもん 覚々斎原叟追筒 予楽院茶杓箪笥 瀬田掃部造茶杓櫂先の幅が広く、撓めはきわめてゆるく、おおらかな曲線を描いて太刀の反りをみるような感じがする。裏は裏皮を残している。筒は覚々斎原叟の追筒。真削りに面取りし「(覚印) 掃部作 左(花押)」と手強い書付。掃部はもと小田原北条の臣で... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 清巌宗渭造茶杓 せいがんそうい 共筒 銘見色明心 清巌宗渭造茶杓樋が深く、節高で節に氷割れがあって逆樋。きっぱりと折撓めの手強い作行きは、清巌宗渭の悟道を感じさせる。筒は真削り。しのぎの刀痕がよく切れている。「見色明心 龍宝清巌宗渭書(花押)」と墨色の諧調は美しい。清巌宗渭は大徳寺百七十〇... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 杉木普斎造茶杓 すぎきふさい 共筒 銘亀 杉木普斎造茶杓櫂先を幅広く削り、節下のそげを緑毛に見立てて亀を表わしている。樋は深く、側面にある媒竹色が景色をそえている。筒は草削りの面取り。花押をメ印に用い、「亀」一字の下に「万年へん事をいはいて普」と書付。普斎は名を光敬、通称吉大夫。伊... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 随流斎宗佐造茶杓 ずいりゅうさいそうさ 共筒 銘淀川 随流斎宗佐造茶杓一本樋の幅広く、櫂先は短く、曲り撓め。櫂先に煤景色がある。露は尖り、節は高く節裏を抉る。漆を拭いたのは古風である。筒はごま竹の長筒面取りして「〆 淀川 宗佐(花押)」と書付。随流斎は不審庵五世。久田宗全の弟で伯父江岑の養子と... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 如心斎宗左造茶杓 じょしんさいそうさ 共筒 銘初雪 如心斎北野三十本の内 如心斎宗左造茶杓白竹の樋が浅く、強く撓めて櫂先が長い。節は高いが直腰で、横の姿は節が厚くみえる。筒は白さび竹の上下を削り込んだ草筒に、面取りして「(印) 初雪 左(花押)」と書付。如心斎は表千家七世。覚々斎の子、宗友と称す。裏千家一燈の兄に... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 常叟宗室造茶杓 じょうそうそうしつ 共筒 銘隠居 常叟宗室造茶杓本樋が浅く丸く撓める。節は高いが直腰で、横の姿は湾曲した形。ごま景色がある。筒はごま竹の共筒に面取りし「(花押) 隠居 宗室」と薄墨の寂びた書付は茶味深い。常叟は仙叟の子、今日庵五世。初名宗安、号を不休斎。父に継ぎ前田家に仕え... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 常修院造茶杓 じょうしゅういん 共筒 予楽院茶杓箪笥 常修院造茶杓一文字の櫂先を宗和に倣う。樋の面側に溝があり、節を越えて節下に腰のそげをつくる佗びた竹を用い、綺麗寂びの茶杓を物するところは、さすが貴人であるといおうか、犯しがたい威厳が感じられる。裏の削りは丁寧磨いて神妙である。筒は草筒の面取... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 珠徳造茶杓 しゅとく 宗巴追筒 予楽院茶杓箪笥 珠徳造茶杓東山時代の代表的な形として、のちに真の茶杓と称される長杓。中心に高樋を置くのは時代の約束。撓めはゆるく櫂先の露は尖りぎみで、品位ある相をなす。筒は溝を正面に置いた総削りの筒で、面取りの上部に「メ珠徳作」、側面に「宗巴(花押)」と力... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 佐久間将監造茶杓 さくましょうげん 共筒 将 佐久間将監造茶杓白さび竹に煤竹色のある美杓。櫂先を一文字に削り、撓めは二段撓めに近い。節上にごまがあり、節下にもさび色をみる。筒は綺麗寂びの太筒で下半に斑の景色を置き、上半を面取りして「〆 将」の二字の書付が独特の品位をみせる。意識的な表現... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 佐久間将監造茶杓 さくましょうげん 共筒 さ将 佐久間将監造茶杓逆樋を用いて節がやや下がっている。古風茶杓に倣ったものであろう。小枝を切り落とした節から櫂先へかけて、ひと流れある媒色が全体を引き締めている。節の枝痕高く樋は浅いが、櫂先は短めである。筒は真削りの古作筒で、茶杓の造形によく調... 2024.11.29 茶杓茶道美術鑑賞辞典