古筆切 日野切 ひのぎれ 日野切伝藤原俊成筆。『千載集』巻十五断簡(国宝手鑑『藻塩草』)。もと日野家に伝えられたので「日野切」と称しているが、遺存するのは下巻のみで上巻は失われた。胡蝶装の冊子本で、巻十七の巻末に烏丸光広(1579~1638)が「右撰者(俊成)之自筆... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 針切 はりぎれ 針切伝藤原行成筆。『源重之の子の僧の集』断簡(手鑑『谷水帖』)。『源重之の子の僧の集』 末尾に「こなたはしげゆきがこのそうのしふなり、仁与」とあり、この仁与なる人物が筆者と考えられる。この歌集はもと四ツ半の胡蝶綴で雁皮質の料紙を用い、一面十... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 二盲懐紙 にしゅがいし 二盲懐紙藤原秀能筆。重文。二首和歌。大屋(藤原)秀能(1184~1240)は北面の武士であったが、歌に秀で、後鳥羽院に仕え多くの秀歌を残している。もと袖の裏面に記されていた「建仁元年六月晦日和謌会当座」の書入れは、表面にまわして表装されてい... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典重要文化財
古筆切 二首懐紙 にしゅかいし 二首懐紙藤原為家筆。二首和歌。為家(1198~1275)は定家37歳の子で、康元元年(1256) 出家し、法名を融覚と称した。この懐紙には「融覚」と法名が記されているから59歳以後のものであり、のびのびとした筆致で豪放に書き上げている。本紙... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 業兼本三十六歌仙絵 つなりかねぼんさんじゅうろくかせんえ 業兼本三十六歌仙絵伝藤原信実絵・伝平業兼詞・藤原兼輔像。江戸中期まで巻子本であったが分断され、現存が確認されているものは十葉にすぎない。佐竹本・上畳本に比べると洒脱な姿態を描いた歌仙絵で、簡潔な線描でまとめられ、鎌倉末期の歌仙流行を示す作例... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 業兼本三十六歌仙絵 なりかねぼんさんじゅうろくかせんえ 業兼本三十六歌仙絵伝藤原信実絵・伝平業兼詞・中務像。平業兼は左衛門佐業房の子で、元久二年非参議従三位、承元三年出家した人物であるが、真筆と認められるものが伝業兼筆「春日切」巻末の「校合畢、従三位行治部卿平朝臣業兼」の奥書を除いて遺存せず、現... 2024.12.12 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 中院切 なかのいんぎれ 中院切伝源実朝筆。『後拾遺集』巻四断簡(手鑑『碧玉』)。もと四ッ半の粘葉装の冊子本で、中院家に伝来したことによりこの呼称があるのかもしれない。実朝(1192~1219) の筆跡に類似するが同筆とは認めがたく、筆跡 料紙ともに「烏丸切」に近く... 2024.12.11 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 鳥下絵切 とりしたえぎれ 鳥下絵切ちようじ伝光明皇后筆。『妙法蓮華経』巻四断簡(国宝手鑑 『藻塩草』)。鳥の子の料紙に丁子吹き金銀泥で蝶・小禽・草花などが描かれ、「蝶鳥切」ともいう。筆者は光明皇后と伝えるが、「栂尾切」などにみるような金銀泥絵に共通するものがあり、平... 2024.12.11 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 栂尾切 とのおぎれ 栂尾切伝源順筆。『万葉集』巻四断簡(国宝手鑑 『翰墨城』)。『桂本万葉集』の断簡を「栂尾切」(伝源順筆)・「鎌倉切」(伝宗尊親王筆)という。現在は御物となっているが、巻四の断簡が分蔵され、手鑑に貼られたり掛幅に仕立てられている。白地・青地・... 2024.12.11 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 戸隠切 とがくしぎれ 戸隠切伝聖徳太子筆。『妙法蓮華経』巻四断簡(国宝手鑑 『翰墨城』)。薄墨色の楮きら紙に一行八字の写経で、宝塔を雲母摺りにした中に経文が一字ずつ納められている。信州戸隠の神宮寺に伝えられたので「戸隠切」と称され、現在は『法華経』巻一(二巻)巻... 2024.12.11 古筆切茶道美術鑑賞辞典