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茶の湯

中国

古銅下蕪獅子耳花入 こどうしもかぶらししみみはないれ

古銅下蕪獅子耳花入まことに特徴の多い古銅花入で、まず容姿が独特の下蕪で、蕪は丸く、ロ辺の開き方がまた異色です。底の高台も大きく撥状に開いており、獅子の耳も精作で堂々としています。耳のすぐ下の彫り模様も...
中国

古銅経筒花入 こどうきょうづつはないれ

古銅経筒花入経筒を花入に転用したもの。「文治元年十二月十五日 零済師納之」と彫銘があり、奉納の日と人物が知られるのです。茶家でこの経筒を花入にするときは、追善・茶匠忌など仏事の茶会に用いられ、蓮、蓮の...
中国

古銅大曽呂利花入 こどうおおぞろりはないれ

古銅大曽呂利花入大名物、柳営御物。一般には高台のあるものを曽呂利、ないものを桃底(桃尻)といいますが、書物によって多少の交錯がみられます。ただし曽呂利は素文を条件としています。曽呂利の名は形がゾロリと...
中国

砧青磁浮牡丹瓢花入 きぬたせいじうきぼたんひょうはないれ

砧青磁浮牡丹瓢花入中国龍泉窯の産で最上の釉色を呈しています。浮牡丹の模様も鮮明で、瓢形も均整がとれ、古来茶家で高名な花入です。このほか瓢形では、寸法は小さいが鴻池家伝来 「卍地文小花入」がありますが、...
日本

顔回 がんかい

顔回 がんかい瓢箪花入。利休作。竹花入や籠にも勝って忙しい瓢の花入は、自然の造化の妙によるひょうげた姿をしており、そのまま一輪の茶花を挿すのによい花入となっています。「花は野にあるように」と教えた利休...
中国

唐物四方籠花入 からものよほうかごはないれ

唐物四方籠花入菱形の底から編み上げた籠の口造りも菱形をなしています。四隅にあてた幅広い竹は、補強と装飾の役をなしています。手は二つ割の竹を折り曲げ、また二つに割って籠に結びつけています。本体の形も手の...
中国

唐物南京玉籠花入 からものなんきんだまかごはないれ

唐物南京玉籠花入典型的な唐物花籠の形式をそなえているうえに、装飾に南京玉がはめ込まれているのが珍しく、古来有名な籠です。作風は幅広い縦に細い緯を編みつけ、肩から上に二段の曲線を造形し、肩に透かしの装飾...
中国

唐物手付籠花入 からものてつきかごはないれ

唐物手付籠花入唐物手付籠は俗に「牡丹籠」、または「霊照女籠」とも呼ばれ、広間の花入に使用されます。これは明代に中国でつくられた籠で、全体が細い竹と藤の精緻な細工によって編み上げられています。菊底の編み...
日本

桂川 かつらがわ

桂川 かつらがわ籠花入。利休が桂川のほとりを散策の折、鮎を釣る人の腰にある魚籠の形が面白いのを発見し、請い求めて花入に見立てたものといいます。口は蛇腹に胴は山道に編み上げ、底は網代です。口辺の折返しの...
大名物

園城寺 おんじょうじ

園城寺一重切竹花入。利休作。大名物。天正十八年、小田原攻めに随行した利休は、韮山江川邸の竹で「尺八」「夜長」「園城寺」の三種の竹花入をつくりました。この「園城寺」は一重切花入で、上部に花窓を一つあげた...