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節季大海 せっきたいかい

中興名物。古瀬戸大海茶入。古瀬戸大寂物で歳の暮の茶に適するため名付けたものであるでしょうか。作行・景色ともに古瀬戸大海中最も優秀なものと評されます。小堀遠州所持、細川侯、富田伝次郎、土井山城守、松平日向守を経て文化(1804-18)の頃松平...
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炻器 せっき

やきものを分類して土器・陶器・炻器・磁器に大別します。炻器は素地が不透明で気孔性がなくおおむね有色であります。無釉のものも有釉のものもあります。気孔性のない点で陶器と区別し、不透明の点で磁器と区別します。炻器という語は1907年(明治四〇)...
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石灰釉 せっかいゆう

東洋在来の木灰釉に代わってわが国で石灰釉が用いられ始めたのは、明治中期以後であります。最初は焼いた石灰を使って失敗した者もありました。石灰釉とは実は石灰石釉のことで、その熔媒にカルシウム分を利用する点は木灰釉と大差のないはずでありますが、た...
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石灰石 せっかいせき

方解石の集合体で、その純度によって色のに変化がみられます。不純物としては普通苦土・珪酸・粘土・鉄・渥青が含まれ、それによって苦土質石灰・珪質石灰・土質石灰・含鉄石灰・渥青質石灰などの名が付けられています。生物遺骸の堆積または沈澱作用によって...
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石灰質陶器 せっかいしつとうき

素地に石灰石・白亜・泥灰岩・ドロマイトなどの石灰質原料を含む陶器で、色が白く軽いのを特徴とします。当初主にドイツで製造されたので、イギリスの長石質陶器に対してドイツ精陶器とも呼ばれました。のちフランスにおいてもつくられるようになりました。近...
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石英粗面岩 せきえいそめんがん

第三紀の噴出岩でわが国に広く分布し、その分解物は優良な磁器原料であります。その分解の原因は十分明らかではありませんが、例えば九谷焼の花坂石および五国寺石、出石焼の出石石・柿谷石・飛谷石などは石英粗面岩の風化によるカオリン、有田焼の泉山石は硫...
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惜陰堂 せきいんどう

惜陰堂の款識のある甕は中国清朝道光年間(一八二II五〇)の製品であります。その主製者を詳かにしないようです。(『飲流斎説甕』)
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脊摺 せがい

建水などで口辺立ち上がりの端に縁どりしたようにやや広めになったところを脊摺といいます。船の両舷のあゆみの個所(船椎)に似ているからであります。
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世外 せがい

松平不昧手づくりの茶碗。土は出雲(島根県)。江戸の名主会田一応がこれを拝領し不昧に箱書付を乞いましたが、不昧作破衣に「これひとつ」の狂歌を添えたからといって許されず、やむなく不昧の第四女幾千姫玉瑛君に請うて世外の銘を得ました。のち江戸十大衆...
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正陵 せいりょう

高麗象嵌青磁に正陵の二字を黒土にて象嵌したものがあります。かつての朝鮮総督府博物館所蔵のものは、京畿道開豊郡中西面の高麗恭慾王妃の陵墓正陵付近で小田省吾・加藤濯覚が蒐集したものです。また小川政吉は全羅南道康津郡大口面の高麗窯趾で同様の遺品を...