赤貧茶碗 銘雪片 133

高さ9.8cm 口径8.2~9.1cm 高台径5.0cm 桑の内箱の蓋表に金粉字形で「雪片」とあり、その書体が光悦様であることから、古来共箱と称されているが判然としない。伝えによると、光悦の女婿であった近衛家諸大夫藤井播

飴釉筒茶碗 銘寒月 135

高さ10.8cm 口径9.1cm 高台径5.6cm 空中の残した楽焼茶碗のなかではもっとも傑出した茶碗である。光悦を倣いつつも、空中独自の作為がそこにうかがわれる。胴を弓形に立ち上がらせた姿の茶碗で、胴に白く月の絵を大ま

赤筒茶碗 131

高さ10.4cm 口径9-3cm 高台径4.8cm 胴に僅かにふくらみをつけた筒形茶碗で、見込は深く、茶溜りはない。高台は低く、畳付は片薄に作られている。腰のまるみや高台の作りに光悦独特の手ぐせがうかがわれ、全面にかかっ

赤茶碗 銘熟柿 129

高さ8.6cm 口径11.5~12.1cm 高台径4.8cm 「紙屋」とまったく同様の器形であるが、これは飴釉でなく赤楽に焼き上がっている。ややずんぐりとしたまるみ豊かな茶碗で、高台はまるく平たく削り出されている。全面明

赤茶碗 銘十王 127

高さ9.9cm 口径9.9cm 高台径4.7cm五島美術館 光悦作赤楽茶碗の優作の一つであるが「乙御前」や「毘沙門堂」「雪峯」などと比べると、その作行きはおとなしい。やや大振りの茶碗で、口をまるく内に抱え込ませ、口部には

黒茶碗 銘円城 125

高さ9.3cm 口径11.8~12.5cm 高台径5.0cm 全面に飴釉をかけた茶碗で、「紙屋」と同様の作行きである。「紙屋」よりも立ち上がりは高く、口部は内に抱え、高台は「乙御前」や「紙屋」と似た作りで、これも光悦独特

黒茶碗 銘本法寺 123

高さ9.0cm 口径13.6cm 高台径4-9cm滴翠美術館 口造りを除いた全体の作振りは、まさしく「時雨」や「雨雲」と一連共通のもので、光悦独特の作行きといえる。しかし、この茶碗は口部を平らに削らず、いかにも手握ねらし

黒茶碗 銘楽天 121

高さ8.2cm 口径13.1cm 高台径4.7cm この茶碗も沓形である。腰のまるみ、高台の作り、見込の作行きなど、また全面にかかった黒釉はまさしく光悦のものである。幕釉風にかかった釉切れに、白く線をめぐらしたように蛇蝸

黒茶碗 銘雷沓 119

高さ7.0cm 口径10.1~13.2cm 高台径5.0cm 光悦の茶碗としてはやや厚手であるが、その作振りは「くいちがゐ」とよく似ており、口造りは「雪峯」とも共通している。ことに、この茶碗を光悦作とするのは高台に特色が

黒茶碗 銘東 117

高さ8.8cm 口径11.1~12.0cm 高台径4.8cm北村美術館 ノンコウとよく似た作行きの茶碗であり、また全面にかかった黒釉もノンコウの黒茶碗とよく似て、一方に白く蛇蝸の窯変があらわれている。しかし茶碗の高台を見

黒茶碗 115

高さ8.7cm 口径11.7~12.4cm 高台径5.2cm逸翁美術館 「雨雲」と一連共通の作行きの茶碗であるが、高台がやや高く、胴の立ち上がりは低い。全体薄手で、胴は直線的にすっきりと立ち上がり、口部はひずんで楕円にな

黒茶碗 113

高さ8.3~9.5cm 口径12.0~13.3cm 高台径5.5cm 腰にきっかりと稜をつけた半筒形の茶碗で、胴に僅かにふくらみをもたせつつ、口部にかけて開きぎみに立ち上がっている。「七里」や「加賀」などと同形の光悦独特
本阿弥光悦 kouetsu 解説