馬場藤太夫 ばばとうだゆう

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

明治中期の肥前現川(長崎県諌早市)の陶工。
※うつつがわやきパピヨン朝鮮語で花瓶のこと。
朝鮮、特に李朝においては花瓶として専用につくられたものははなはだ少ないようであります。
当時わが国および中国には花瓶が多く、また高麗にも優秀なものがありましたが、李朝にはまれであるということは不思議なことであります。
『山林経済』には「餅・唐餅・甚佳・而も画無きもの絶えて少なし、我国の白餅唐の本熔きに倣ふ者を用ふるも亦佳し、略淡青を施すも亦妨無し」といいます。
唐餅は唐物の意味で、明の染付瓶を指します。
このような記述がありますが、中国のものが第一位に置かれたことは事実であるでしょう。
(『朝鮮陶磁名考』)

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