久光山 きゅうこうざん

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鶴田 純久の章 お話

伊賀焼の陶工久兵衛。
久光山と称し1764年(明和元)初めて陶業に着手し、二代・三代は文政年間(1818-30)、四代は天保年間(1830-44)、五代は明治年間に継業しました。
初代久兵衛の作品は主に漉土で古伊賀を模したものですが火が弱く釉加減が十分でないようです。
その銘は長方形の輪郭の中に「久光山」とあるもの、およびこれに「イカ」「いか」とあるものや単に箆で久兵衛と彫ったものなどがあります。
久兵衛の作は初代より五代にわたりますが、いまだ傑出したものをみないようです。
(『伊賀及信楽』)

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