宝珠釜ほうじゅがま

宝珠釜
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鶴田 純久の章 お話
宝珠釜
宝珠釜

大西浄清作。
ずんぐりとした丸い胴の釜で、口造りは姥口とし、唐金の盛蓋を載せており、全体の形が宝珠のようにみえる。
胴には文様がなく、釜肌は細かい荒肌で、弾き肌を一部にみせている。
鐶付は茄子である。
形姿が宝珠に似ているところから「宝珠釜」と名付けられたものである。
宝珠形のものは香合など茶道具の中によくみられる。
『名物釜記』に記載されている天命作の「御物桐之紋御釜」も宝珠釜で、浄清(一五九四一六八二)が写しをつくっている。
この釜も大西浄長の極めによると、浄清の作となっている。
【付属物】箱―書付大西浄長筆
【寸法】 高さ:27.3 口径:97

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