蒲団釜ふとんがま

蒲団釜
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
宝珠釜
蒲団釜

辻与次郎作。
名物。
平丸形の釜で、口造りは輪口とし、鐶付には与次郎好みの鬼面を付けている。
羽は羽落ちとし、ふっくらとした形姿をつくっている。
胴は無文で、細かいちりめん肌をしている。
これは与次郎が創始し焼抜きによってつくり出された独特のものである。
花の実摘みの唐金盛蓋を載せているが、平丸形の釜によく調和している。
「蒲団釜」の名は、利休が城の天守のやぐらで茶事を行ない、終わって下に降ろすとき、蒲団に包んで大事に降ろしたところから名付けられたというが、形姿が丸い小蒲団を想わすところからきているのであろう。
【付属物】替蓋唐金
【伝来】 伊予松平家
【寸法】 高さ:2.5 口径:12.7 胴径:25.7

前に戻る
Facebook
Twitter
Email