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鶴田 純久の章 お話
布袋図
布袋図

無準師範筆、自賛。
無準自画自賛水墨画中にあって、書画ともに高雅で、無準の禅風を十分に示している。
画賛をもつ禅林所緑水墨画の真髄は、画家と賛者両者の禅境が高い次元において合致しているところに求められる。
布袋は弥勒の化身とされ、禅家においては飄逸孤高の求道者として、祖師道釈人物画の代表的画題として多く制作されている。
賛は「主丈頭布袋裏 有甚麼無窖子 謾開大口笑人 不知有人笑爾 無準 師範」。
主丈は柱杖のこと。
無準は四川省の出身で、九歳で出家、仏照・松源・無澄に歴参、秀峰の破庵祖先に得法している。
【伝来】徳川家(柳営御物)ほあん そせん
【寸法】 全体 縦161.5 横48.2 画面縦72.2 横34.7

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