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北向道陳 茶杓 共筒

北向道陳 茶杓 共筒
北向道陳 茶杓 共筒

筒書付 細川三斎

略伝
姓は荒木、堺舳松の人、革商にて家が北向きに在ったので姓とした。
茶は空海より受け、利休に伝え、紹鷗死後宗匠となる。
禅は南宗寺開山大林和尚に参じ、その外護者となる。名医薬師院円の外舅に当る。
永禄五年(1562)正月十八日、58歳で没す。

茶杓
道陳茶杓三本ほど知っているが、いずれも利休型の中節で大ぶりである。


真削りの古作筒に細川三斎が「道陳さ志やくよし」と筒書しているのはおもしろい。
三斎菩提寺高桐院に現存されているだけに、この三斎は信頼のおけるものである。

付属物
替筒 書付 高桐院真峰和尚筆
「道陳さしやくよし」
箱 桐 白木 同蓋裏書付同筆

寸法
茶杓
長サ17.8cm
幅0.6cm
厚サ0.3cm

長サ20.9cm
径:2.4cm

所蔵者
京都 高桐院

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