
付属物 箱 桐白木 書付 覚々斎宗左筆
同蓋裏 書付同筆
寸法
高さ:28.5cm 口径:11.2~11.9cm 胴径:12.2~12.7cm 左右:14.4cm 底径:12.8cm 重さ:2850g
所蔵者 大阪 藤田美術館
この寿老人が、戦後はじめて藤田美術館に出陳されたとき、大阪の目利き茶人は口をそろえて驚嘆の声を放ったものだ。
寸法はいままでの伊賀にくらべて心もち大きく見えた。そうして特異なことは、口作りから耳から器全体が方形になっていることだ。焦げが下部七歩まで占め、ビードロの溶け具合がいかにも瑞々しい。
寿老人という銘は、垂れ耳に示された形から来ている。
伊賀に原叟の千家箱とは珍しい。寿老人の銘伊賀は北陸に仙叟箱のがあり、根津美術館にも「雲州蔵帳」のがあるが、この藤田美術館の寿老人が出来において第一位のようである。


