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鶴田 純久の章 お話

灰釉の流下を防ぐために素地に珪酸質の留粉というものを適当に塗りますと、留粉の線までで流下を止めることができます。
愛知県瀬戸地方の語であります。
同地馬ヶ城に今留粉谷という地がありますが、昔盛んに留粉を採取した所であります。
留粉は焼成後水に浸すと容易に脱離し形跡を残さないようです。

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