一六世紀末にイタリアのフローレンスで創製されたもの。乳白色の半透明な美麗な磁器であるが、製造上種々の困難がともなうのでほとんど廃絶している。素地はフリット六〇パーセント、石灰石二〇パーセント、粘土二〇パーセントから成り、S.K4a~6aで磁器化させ、弱火性釉を掛けてS.K2a~laで釉焼する。(『窯業辞典』)