岡崎永楽 おかざきえいらく

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鶴田 純久の章 お話

愛知県岡崎で永楽和全が始めた磁器。
和全は1866年(慶応二)加賀国(石川県)山代窯に行き五年滞在、1873年(明治六)この地に来て、鈴木利蔵・松原宗太郎・高須某らが企業する六供町の工場で磁器を製しました。
器は純白精良で初めから赤絵を付けたらしいです。
1877年(同一〇)に和全が去ったあと門人によってしばらく維持されましたが、のち廃窯し単に尾張素地に上絵付をしたといわれます。
なおこの地はかつて1793年(寛政五)に陶器を出したこともあるといいます。
(『観古図説』『陶器類集』『日本近世窯業史』)

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