高さ12.6cm 口径7.8×8.5cm 胴径12.5cm 蹲花入のなかでは、これももっとも傑出したものの一つであります。肩のまるい小壺で、口は大きく外に開き、その口が歪んで剽げた姿になり、胴には窯割れが生じています。ざんぐりとした作振りはやはり桃山時代末期以前の作であるように思われる。口部から胴にかけて灰釉が降りかかって焦げ膚となり、詫びた景色に焼き上がっています。土膚は赤く焼き締まっています。
このページが参考になりましたら心付けを頂きたいと思います。