高さ17.3cm 口径13.1cm兵庫県陶芸館筒形の湯桶であるが、厚く平らな手とずんぐりとした注ロがついています。撫でた肩には線を二筋めぐらし、底の三方に脚をつけています。外側全面に飴色の釉をかけていますが、袖膚はむらむらと焼き上がっています。この種の釉も丹波独特のものといえる。その姿は古格であり、おそらく江戸時代初期を降るものではないでしょう。