高麗白磁 こうらいはくじ

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鶴田 純久の章 お話

朝鮮高麗朝では青磁と共に白磁も焼造されたようですが、釉がやや青味を帯びて貫入がこまかく入り中国の青白磁とよく似ているためその区別がむずかしい。
遺品が極めて少ないのはそれらが中国の青白磁と誤認されてその中に紛れてしまっているからであるでしょう。
わが国では大和文華館の素文梅瓶をはじめ安宅コレクションの陰刻牡丹文瓶などが知られています。
ソウルの国立博物館には白磁に牡丹柳鷺文が象嵌された名品が蔵されています。

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