高原藤兵衛 たかはらとうべえ

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鶴田 純久の章 お話

高原焼の創始者。もと肥後国山本郡(熊本県鹿本郡)高原郷の人。慶長(1596~1615)の末摂津国(大阪府)に来て能勢郡(豊能郡)の山間に窯を築きもっぱら茶器をつくった。大和国小泉(奈良県大和郡山市)の領主片桐石州はその製作の雅あるを愛し、将軍家綱に推挙した。そこ御茶碗師として江戸に下り、浅草本願寺前(台東区)に一町四方の宅地を与えられ茶碗をつくった。当時の人はこれを高原焼または浅草焼と称したという。(『工芸鏡』)※たかはらやき ※えどたかはら

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