砧青磁浮牡丹太鼓胴水指 きぬたせいじうきぼたんたいこどうみずさし

砧青磁浮牡丹太鼓胴水指 きぬたせいじうきぼたんたいこどうみずさし
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鶴田 純久の章 お話
砧青磁浮牡丹太鼓胴水指 きぬたせいじうきぼたんたいこどうみずさし
砧青磁浮牡丹太鼓胴水指 きぬたせいじうきぼたんたいこどうみずさし

共蓋。
重文。
青磁では最高といわれる砧手の水指。
南宋時代龍泉窯の製。
牡丹唐草文は陽刻で貼付手法による。
形は太鼓胴のように胴が張り、上下に擂座を付け、身蓋とも完品で精巧無比。
もとは蓋物鉢として生まれ、ふくりんを保護するために南鐐の覆輪が付いています。
発色は粉青でやや不透明な縹色。
滋潤玉のような釉肌です。
蓋の摘みも六弁の中に宝珠形の花を付け、青磁水指としては珍重すべき稀品です。
砧青磁の名は砧形の花入かきた称で、もと毘沙門堂蔵の「鳳凰耳花入」をはじめ国宝・重文級のものがあり、作振り・釉色とも最高のものです。
【寸法】 高さ:20.5径22.0 胴径:24.5 蓋径22.5 重さ:2960
【所蔵】静嘉堂

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