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鶴田 純久の章 お話

中興名物。真中古茶入、大瓶手。
銘は『後撰集』藤原定家「えぞ過ぎぬこれや鈴鹿の関ならむふりすてがたきはなの影かな」の歌意による。
品位に乏しいが景色のおもしろい茶入であります。
1702年(元禄一五)松平左近将監乗邑の手に大り、のち堀田相模守を経て享和(1801-4)の頃松平不昧に大り以来雲州家に伝来。
(『名物記』『古今名物類聚』『大正名器鑑』)

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