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鶴田 純久の章 お話
斑唐津 手鉢
斑唐津 手鉢

高さ15.6㎝
口径21.2㎝
三脚畠山記念館
 こういう飴釉と藁灰釉をかけ分けにした器は、これまでの例にもあるように朝鮮唐津と分類されるのが常識ですが、茶人の間では古くから「斑唐津かけ分け」として通っているので、一応その称に従っておくことにします。
作風、釉調を見れば、はなはだ強い茶趣味を体した作品であることが解るが、唐津としても晩い時期の特殊な作例で、あるいは例と同じく、上野(福岡県)か高取(福岡県)系の産かと思われます。

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