赤玉手 あかだまで

赤玉手香合
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鶴田 純久の章 お話
赤玉手香合
赤玉手香合

呉須赤絵のうち、白磁の素地に赤の網目などの簡単な幾何学模様や、赤と緑との草体の花模様があり、その中に美しい日の丸様の赤丸を描いたものです。
器は香合・皿・鉢など各種ありますが、中でも香合は江戸時代中期以後茶道で特に賞翫され、中には一器が数万円の高値を呼ぶものもありました。
香合は窯の色見として、異なった器物と器物との境界を記憶するために置いた小雑器であるという説もあります。
いずれにしろ中国の明末清初に福建省石瑞で焼かれたものであります。

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