Sönyü: shallow tea bowl, known as “Seigaiha”, Red Raku
Mouth diameter 18.3cm
Fushin-an
高さ6.2cm 口径18.3cm 高台径6.1cm
不審庵
口部に高低をつけ、胴をわずかに締めて、腰を張らせた大振りの平茶碗です。底には宗入独特の幅広い畳付の高台がつき、高台まわりに箟彫りをめぐらしています。さらに高台脇の三方に太い範彫りを加えているのも、高台脇の箟取りとともに、長次郎を倣った作行きです。全面にかかった釉は砂釉になり、黄土のむらが変化をなし、見込の釉下には火変りが濃くあらわれています。「宗入作赤平茶碗青海波ト号 左 (花押)」 と了々斎が書き付けています。
