千利休造茶杓 せんのりきゅう 銘泪 織部追筒

千利休造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
千利休造茶杓
千利休造茶杓

名物。
順樋・一本樋・蟻腰・切止二刀。
利休茶杓の中で最も端正な作である。
利休最後に際し古田織部と細川三斎に与えたうちの一枚で、利休の心境を偲ぶべき作である。
筒は真塗。
古田織部がこの茶杓を師利休の位牌として朝夕礼拝したという。
側面に窓があけてある。
利休は宗易・抛筌斎と号し、茶を紹鷗・道陳に学ぶ。
信長・秀吉に仕え三千石を領す。
天正十三年正親町天皇に献茶して利休号を賜わる。
【付属物】 内箱―溜塗、金粉文字書付「泪茶杓古田織部所持」 外箱―桐白木、書付「名物千利休作御茶杓銘泪」
【伝来】 尾張徳川家
【寸法】 茶杓長さ17.3 幅0.4~0.8 厚さ0.3 筒長さ2.2 径2.4
【所蔵】徳川黎明会

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