千利休造茶杓 せんのりきゅう 銘藤の裏葉(別名東方朔) 宗旦替筒江月追筒

千利休造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
千利休造茶杓
千利休造茶杓

本樋で丸撓めが強く、節は高く節裏を抉り蟻腰をなす。
一見して利休形とわかる茶杓である。
白さびであるが節上に一条の煤竹景色をみる。
宗旦替筒は草削りで正面に溝を残し「(花押) 利休作咄斎」。
江月追筒は総削りの太い真筒で、江月筆書付「此の茶杓秀吉公へ竹田に於て利休差上げ其後伏見に於て紹巴拝領藤の裏葉と云ふ御茶杓是名物也 東方朔とも云ふ寛文二年霜月四日因(江月花押)」
【付属物】箱―桐白木薬籠蓋、蓋裏極書付真珠庵宗玄筆「始テ此茶杓秀吉公卒テ東方朔トモ云し有之二行 右江月和尚真跡也 寓真珠宗玄證之」 外箱——春慶塗外箱—春慶塗
【寸法】茶杓―長さ17.1 筒長さ20.9
【所蔵】 藤田美術館

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