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大燈金襴 だいとうきんらん

大燈金襴
大燈金襴

元代。
名物裂。
大徳寺開山宗峰妙超(大燈国師)所伝の袈裟が本歌であるらんけいどうりゅうたてなんぼじょうみようきどうちぐという。
もと蘭溪道隆(大覚禅師)が宋より請来し、のち南浦紹明に与え、南浦から大燈に贈られたと伝える。
また南浦が入宋中虚堂智愚から授かったとする説もある。
建長寺にこの袈裟が遺存するところから、南浦在住時のものと考えられるが、実際には元代のもので、何らかの意味で大燈と関連のあるものとすれば、その寂年延元二年(1337) 以前のものであろう。
金襴中最も古い名物裂の一つで、気品ある格調から大名物「鎗の鞘肩衝茶入」中興名物「在中庵肩衝茶入」 などの仕覆裂に使用。
古様の裂は細かい石畳紋を地紋とし丹地に霊芝雲紋である。
【所蔵】東京国立博物館

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