佐竹本三十六歌仙絵 さたけぽんさんじゅうろくかせんえ

佐竹本三十六歌仙絵
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鶴田 純久の章 お話
佐竹本三十六歌仙絵
佐竹本三十六歌仙絵

伝藤原信実絵・伝後京極良経詞・斎宮女御像。
重文。
秋田藩主佐竹家に襲蔵されていたのでこの名が付けられたが、大正八年分断された。
分割にあたり世話人益田鈍翁は田中親美と計り一図ずつに分割したが、曲折を経て親美の所有に帰した。
本図は同歌仙中最も豪華絢爛たる王朝女性の姿として几帳の後ろに描かれ、畳の上に坐する像は佐竹本中唯一のものである。
絵は鎌倉初期宮廷似絵画家として著名な藤原信実の真筆と認められ、詞書は後京極良経と伝えるが、その子またはその周辺の人物で後京極様を能くした筆者と考えられている。
【伝来】下鴨神社 佐竹家
【寸法】全体―縦118.0 横60.0 本紙―縦28.5 横48.5

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