利休竹蓋置 りきゅうたけふたおき

利休竹蓋置
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鶴田 純久の章 お話
利休竹蓋置
利休竹蓋置

利休好みの竹蓋置はいずれも節上を残して切ったもので、利休の「ケラ判」が朱漆で皮の上に書かれている。
青竹の引切りは一回限りのものであるが、古竹の場合、花押などを漆書にして後世に伝えるものが多い。
竹蓋置は武野紹鷗の創案といわれ、面桶の建水に添うものとして創始されたようである。
古竹の根切りが古く、『天王寺屋会記』(宗及他会記)の天正四年(1576)縊屋宗堅会に「面桶水下、竹之ふたおき、口切テ」とある。
後世、節切りに炉用と風炉用が分けられ、節なしの輪切り、寄竹なども考案され、青竹・塗物・透彫りなども工夫された。
【寸法】高さ:4.8 径6.9
【所蔵】根津美術館

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