唐物脛当炭斗 からものすねあてすみとり

唐物脛当炭斗
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鶴田 純久の章 お話
唐物脛当炭斗
唐物脛当炭斗

精巧に編んだ地編みの上に籐の二つ割の分厚いものを縦に差して装飾、かつ補強にしている。
そのさまが武具の脛当に似ているところから付けられた名称で、茶人に武士が多かった時代の名残である。
これは底四方口丸の形だが、他に底と口の丸いもの、底が六角で口の丸いものなどの類品があり、地編み・脛当ともに精巧なものが多いが、やや荒編みのものもある。
唐物脛当炭斗は唐物炭斗の横綱ともいうべきもので、多くは明代に渡来したものであろうが、彼の国で何に使用されていたかは詳らかでない。
【伝来】赤星家——益田家
【寸法】高さ:14.5 口径:2.0 胴径:25.5

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