唐物薬通炭斗 からものくすりとおしすみとり

唐物薬通炭斗
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鶴田 純久の章 お話
唐物薬通炭斗
唐物薬通炭斗

この籠のつくられた目的が薬草の篩であるところから、網代の底は三ミリほどの隙間をあけて編まれている。
それゆえこの形式のものには「薬通し」の名称が付けられている。
隙間のある編み目は肩に至って編みちぢめられて目のつんだ網代となり、籠編みの技法からすると不自然なものになるが、それを雅味ありとして茶人に好まれ炭斗にとり上げられたものである。
中には紙張りをし、厚い下地を施して漆が塗り重ねられている。
類品に宗旦伝来「薬通炭斗」、佐久間将監伝来「唐物薬通炭斗」などがある。
快気祝いの茶事などにとり合わされることがある。
【付属物】箱―桐白木書付
【寸法】高さ:9.5 口径:22.0 胴径:26.0

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